おじさんたちは話を勝手に進め過ぎていて、配慮に欠けるどころの騒ぎではない。百合子さんのような人間のおかげで世のあらゆる均衡が保たれている。
小津映画はレイヤーが本当に美しい。特に襖のレイヤーと屋上…
小津映画って、登場人物もストーリーも凄く平凡なのに、なす術なく過ぎていく時間が確実に捉えられている。
自分の人生でもここ数年、親族が亡くなったり結婚したり、家族が離れ離れになる寂しさに浸る機会が多か…
痒い所にメンソレータム映画ランキング第1位
三輪の七回忌の法要が行われ、学生時代の友人間宮、田口、平山の三人が久しぶりに集まる。彼らは三輪の娘アヤコに縁談を勧めるが、アヤコは結婚すると母秋子が一人…
後妻とか縁談とか小津安二郎監督作品の中でも随分と昭和の価値観が表れている作品だった。
今作で娘ではなく母として描かれる原節子は綺麗なネイルをしていたり、ビールを豪快に飲み干したり他の小津映画とキャ…
映画を"体験"してるようで最高の土曜の朝になったよ。
まず劇場の雰囲気が抜群。笑いのツボが近いのか俺含めみんな同じところで笑ってるし、ちょうど心地よくなる笑いの大きさやった。ふたつ隣のおばちゃんだけ…
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