小津安二郎節というかやっぱりさすがの画力 襖など"壁"を使った画の中のレイヤー構造の妙 画面という物理的な障壁に加う形で層をなすその画は鑑賞者と作品の境界を強調するようにも曖昧にさせるようにも働いて…
>>続きを読む小津作品が苦手だなんて言ってごめんなさい。これは会話がおもしろかった。特別な感動はやはりまったくないんだけど、気の置けない同級生同士の(おじさん同士の)会話が自然でおもしろかった。
小津作品はどこ…
父と娘ではなく母と娘の話。
周りのじいじたちが勝手に話を進めてこじらすけれど、ゆりちゃんがスカッとさせてくれる。
ある意味、この作品はゆりちゃんが主役。
司葉子さん美しいし、
原節子さんの最後の表…
おじさんたちは話を勝手に進め過ぎていて、配慮に欠けるどころの騒ぎではない。百合子さんのような人間のおかげで世のあらゆる均衡が保たれている。
小津映画はレイヤーが本当に美しい。特に襖のレイヤーと屋上…
小津映画って、登場人物もストーリーも凄く平凡なのに、なす術なく過ぎていく時間が確実に捉えられている。
自分の人生でもここ数年、親族が亡くなったり結婚したり、家族が離れ離れになる寂しさに浸る機会が多か…
気持ちいい〜。セリフも、画面も、劇伴も、リズムを刻んで僕を心地良くさせてくれる。
物語は、あのおっさん3人の下世話に始まる毎度の娘の結婚話だし、女性の扱いには「ん?」とはなったけど、終盤は胸がぎゅ…
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