貧しさは心まで貧しくする。
アントニオは最初はプライドがあって、ちゃんと仕事を探したり奥さんが占いに行くのを止めるほどだったけど、段々本当に追い詰められて占いに行ったり息子に手をあげたり、最後は自…
思ってた以上に自転車泥棒の話だった。いや、これすごいね。言ってしまえば画面に子供1人いるだけで「映画」になっている。ただの自転車泥棒の話なのに。ローマの街並みを大人の男だけがウロウロしていても映画に…
>>続きを読む素晴らしすぎる傑作。
貧困をここまでうまく描いた作品は知らないし、親子の絆というものもまたここまでうまく描いた作品を知らない。
貧しくなればなるほど心の余裕がなくなる大人と、それを子供には見せない見…
なんとなくアントニオに感情移入できないところもポイントで、後半に出てくるあのコミュニティの絆などを主軸に置いて物語を組み立てれば、簡単にアントニオの方を悪役に配置できてしまいそう。
質屋の圧倒的な…
おもしろ! 病弱な青年を糾弾するシーンに息を飲む。ぞろぞろと群がってくる隣人たち、窓の奥で窓を閉ざす母子、息子が群衆の磁場から引き剥がされるときの父子の距離のゴムみたいな弾性。ブルーノが終始良い味出…
>>続きを読む父と子の悲惨で切ない話ではあったけど想像していたほど陰鬱ではなかったかな、微笑ましいシーンもあった
主人公アントニオは自転車を持っていないのに自転車が必要な仕事をもらってきて家でキレて妻に助けても…
最初から最後まで心が傷む作品がある。貧しさってほんとうに切ない。山本有三作品に触れている時と同じ気持ち、最初から最後までずっと心が痛い。とても大切で忘れたくない過去。ヴィットリオ・デ・シーカ、この人…
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