こうのとり、たちずさんでの作品情報・感想・評価

『こうのとり、たちずさんで』に投稿された感想・評価

4か国に接する北ギリシャの国境。片足をおろせば異国の地だ。テレビのクルーが難民の取材にやって来る。何人の中に、行方不明だった政治家の姿を見つけるが…。マストロヤンニ、ジャンヌ・モローを迎えた テオ・…

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4.0

一歩踏み出せば物理的に国を越えられる国境線の手前でこうのとりのように片足立ちで踏みとどまっている姿からタイトルがつけられている
国境は越えることより超えてからの方が過酷だと言われている

保護を求め…

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mimi
-
映画の新しい立ち位置を確立している
5.0
このレビューはネタバレを含みます

ひまわりとひきしお。隔てた川を跨ぎ、此岸と彼岸を繋いだはずの橋はまた分断される。もし今が1999年12/31だったなら世紀末と新世紀を分けるその狭間に新たな橋をかける事ができるのだろうか。新世紀を迎…

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掲諦
3.7

島国産まれのせいで国境という感覚が無く、世間を騒がせているクルド人などというワードに最初の数十分はなかなか入れませんでしたが

川を挟んで結婚式、そして電柱…
国境も民族も曖昧だとなんだか途方もない…

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Juzo
4.9

圧倒的映像美。
アンゲロプロスの国境三部作の第一作として、本作はまさに「越えられないもの」を見つめ続ける。
川は流れている。でも、その向こうには誰も渡らない。
橋の上で立ち止まる人々。
鉄条網、軍服…

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4.0

国境という簡単に越えられそうで難しい境界線を、川や失踪して難民の中に紛れて暮らす夫と探しだしても今の暮らしを捨てられず近づくことが出来ない妻など解りやすく画面にボーダーを映す演出があるためかアンゲロ…

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Nao
3.5
国境周辺でテレビレポーターが失踪した政治家を探索する。『霧の中の風景』の次作だからか、なんとなく雰囲気が似てる。最後の電線のショットで惹かれた。
ラストが印象的。

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