清順が高峰三枝子をどうしても撮りたかったという作品。原作は今東光。美術の木村威夫が初めて参加した。清順の正攻法な一作と言われるが、いやいや、予想外のジャンプカットや清順印の様々な主題に彩られていて、…
>>続きを読む女学生二人が出てきて隠れるところからキュンとさせる!悪太郎どころか良い男すぎる山内賢。初めて下宿に雨宿りする風景と雨、京都のシーンも、どれも美しいなぁ。校長先生の餞別のお言葉も沁みる。儚い恋とその終…
>>続きを読む刺青一代のチャキチャキがベストなものの、はいからさんな和泉雅子が見たくて。ベタな悲恋もよりベタでありつつ、更にはそこかしこに清順をきっちり感じさせ、大正浪漫具合も既に完成されてる具合。で、東京流れ者…
>>続きを読む面白い!序盤、先生と母の会話のショットが素晴らしい。覗き衆のスパイのような動き。道を歩くふたりのロングショット、キス、同じ構図で戻るふたり、コートのみが女に移っている。雨の後の山の黒さに真っ白な毛布…
>>続きを読むお得意の大正浪漫モノ。
素行が悪すぎて田舎に預けられ、医者の娘に一目惚れ、からの純愛展開にマイッタ。中学生の癖に女もタバコも知ってて、文学にも明るいという文武両道の山内賢。超絶美少女和泉雅子が中々…
1963年鈴木清順監督、峰重義撮影。
いわゆる清順美学と言われるような強烈な演出ではないため清順ファンからすればそうでもないのかもしれないが、すべてのショットが素晴らしく、清順映画のなかでもベストに…
山内と和泉の雨の中での切り返しショットが死のイメージを予め導入し、境内を2度往復する横移動ショットによって燃え上がった二人のパッションが、永遠の別れとなるシーンの瞬発力を増したカッティング・アクショ…
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