90分映画の冒頭30分、三分の一が終わるまで主人公の台詞がない。
映画を見るのに説明セリフが必要な人には、おそらくこの時点で苦痛だろうと思う。画から、芝居から、演出から、何を伝えて何を読み解くのか。…
偏愛。
昔好きだった映画を久しぶりに見るとなんか違うなって思うけど、これは何度見ても好き
中学生独特の揺らぎと、ただ生きてるだけなのに周囲を崩壊させていく宮崎あおいが美しい。
一字一句覚えてるく…
衝撃的な映画体験だった。何度も観るうちに見えてくるものも多そう。自分の周りがゴミだらけだと言うサチコは周囲を翻弄する害虫なんだろうけど、むしろ彼女に擦り寄ってくる男どものほうが害虫だろう。クラスメイ…
>>続きを読む断片的な語り口が観る側の集中を欠くのは否めないが、台詞を削ぎ落とし、かつ雄弁すぎないスマートな表現で異質な主人公と周囲の差を表しているのが素晴らしい
環境や生い立ちが原因で物事への関心を失い、非道…
いつも感じることだが、こういった胸の奥に何か抱えている人の世界は狭いように見えてとても広い
今作でも世界がグッと広がっていく様を、宮崎あおいの心がそのままに映されているかのような映像と共に見せられ…
少女が静かに絶望していく映画だった。会話が少なく、撮影と編集で語っている感じが良かった。
連鎖するように少しづつ自分の居場所がなくなっていき、助けてくれる人も、もはやいないのだと諦めるような終わり方…