映画が映画を、男がもう一人の自分を追い続けるボルヘス的円環の物語と、遍在する壁=スクリーンの主題(女の背中には映画が投影され、ビルの屋上から垂直に見下ろしたコンクリートの地面はまさしく壁であり、男は…
>>続きを読む大島渚は常にオープンだ。本作は若者たちとの共同製作である。大島は既成のシステムを破壊して、オープンに映画界以外の才能と集団で新しい映画作りを模索してきた。当時の大島組は特異なパルチザンと化している。…
>>続きを読む先人たちの中にはすでに
現代に生きる自分と
同じような思考で、同じような行動を取っ
ていた人がいたのかもしれない。
先人たちと 形は違えど同じことを繰り返し
ているだけなのかもしれない。
…
この監督はほんとに一つとして同じ作品を作らないな…。毎度毎度作風を変える技量と挑戦心には脱帽。そしてこの「戦争戦後秘話」は、はっきり言って学生映画に近い。それも技量を盛り込んだ上級の学生映画だ。か…
>>続きを読む昔はほとんど好きな映画が無かった大島渚、この作品も例に漏れず昔嫌いだったのだけど、最近ようやく楽しみ方がわかってきた気がする
というのもこの作品等60年代の大島渚の映画には役者の演技があまりに酷く…