結構面白かった。荒野での殺陣と一緒に動くカメラの快さ。映画館で見た甲斐があった。ちょっと意外なシーンで笑いが起きてたのもちょっと映画館経験の面白さというか……。裸で戦う万里昌代がかっこよくて、1番テ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
陰惨な話とは裏腹に、溜息が出るほど美しい映像。そのギャップが気色悪いほど心をかき乱す。三隅研次のこだわりが凝縮された71分。
全てのシーンが観客の絵心に訴える名画の数々。鬼才三隅研次の様式美の賜物…
これまでの大映作品を観てますと、あきらかに大映は雷蔵でもっているのがわかる
大魔神やガメラ、妖怪達という架空に雷蔵がラインナップとしているのが誠に不思議だ。
本作品は主人公の生き様が何故か暗いも…
ようやく観たけど完璧だ。71分!すごすぎ!うれしすぎ!こんなに洗練された映画なかなかない。度重なる女の死のフラッシュバックは個人の生が抱える業の表出としてこの上ない。刀にかかる水のスローモーションで…
>>続きを読む 奇怪な時代劇だと思った。残酷な運命劇にも見える。かと言って、話は重苦しくならずタイトに進んでいく。
小諸藩士の高倉信吾は3年間の武者修行の間、三絃の構えという相手の喉元を狙う異様な剣法を会得し…
柴田錬三郎の同名小説を、新藤兼人が脚色し、三隅研次が監督した、市川雷蔵主演による「剣3部作」の第1作。(1962)
飯田藩でお家騒動があり、家老の命を受けて腰元(藤村志保)が殿の愛妾を短刀で差す。
…