インターネット黎明期にネットを介して広がる恐怖を描いたホラー作品。
今から20年以上も前の作品にも関わらず、ネット社会への警鐘だったり、人との繋がりの本質を突いているのはかなり先見性があると思いまし…
終始不気味な演出で普通に会話してるシーンでさえ不穏に思える。 この緊張感を生み出せるのは黒沢清ならでは。 『CURE』でも病院へと向かうバスの中から見える風景が不思議な感じだったけどこれもそう。車の…
>>続きを読む2000年の映画。
今から20年前か…みんなあんな服着てたっけ?いろいろむき出しな感じで、絶妙に古くさい。
けれどもやはり清は好き。
世の中がインターネットというものを日常に取り入れ始めた時代の話…
これはボクの想像以上に深い作品だと思う。
回路っていう題名が内包するテーマ性、喪って、崩壊した世界で、"どう生きてくか?"
ハッキリとした原因が判明しないということはかなりリスクがあったろうに、…
黒沢監督の独特の世界観。
心理的に見ているものの気持ちを
どこか歪ませる。
映像と言葉で不安にさせ、
湿った恐怖を与える。
カリスマ、キュア、クリーピーなど
生きているものも、
幽霊もそれぞれの世…
ホラーなんだけども、やはり構図が美しい。映像美。頽廃的な映像が良かった。
黒沢清らしいニヒリズムに直結するような閉塞感がどこかミレニアム前後のそれとリンクするようにも感じる。
今観るからあんまりだが…