日曜のお昼、ぼんやりと見るにピッタリな白昼(悪)夢を見ている心地になった
なにかが決定的に起きてるわけじゃないし、70分の短さながらゆったりと映画は進む。そのゆったりさが不気味さを醸し出す。怖いと…
このレビューはネタバレを含みます
92点
悪魔信仰、吸血鬼の迷信研究に没頭するあまり現実と超自然の境界がなくなってしまった夢想家の青年アラン・グレイ。
ある夜。クルタンピエール村の川辺の寂しい宿での不思議体験。
宿に到着したア…
<概説>
辺鄙な田舎町にやってきた男は、そこで美しき少女と吸血鬼の脅威に遭遇することとなる。男は長年続いた怪物の因縁を断ち切ることはできるのか。デンマークの天才によって寡黙に演出される、サイレント…
死ぬまでに観たい映画1001本より452本目
これが史上初のヴァンパイア映画だそうです。
いや、めちゃくちゃ怖いんですけど、ヴァンパイアがうわー!っと脅かせに来るんじゃなくて、静かすぎるくらい不気…
他の吸血鬼映画とはまた違った幻想的とも夢見心地とも言える作品だった。
棺に入った死体視点のシーンや、鎌を持った男が鐘を鳴らすシーンなど印象的な場面が多く、主人公が透けるところには良きサイレント映画の…
影の動きを利用した描写が今見ても良い。何が恐ろしいかということを観客に想起させて引っ張っていく。確かにホラー映画の古典だな。粉塵によって生き埋めにされる町医者が怖い。こういうフレッシュな残酷描写をど…
>>続きを読む「怒りの日」に繋がる格調高きオカルティックな世界観。「裁かるるジャンヌ」や「彼らはフェリーに間に合った」を思わせるような強烈さもある。毎回思うがドライヤー作品の不穏で不気味な世界観は不思議なくらい居…
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