モスフィルム製のモノクロ日常ドラマ。
ただし設定がふるっており、舞台は核実験施設で、登場人物は被爆した科学者とその妻。「一年のなかから九日を抜き出して描写する」というコンセプトはちょっと意味わかんな…
[] 70点
田舎にある原子力研究所で被爆した研究者の一年からランダムに九日を抽出した一作。シンツォフ教授の実験で二度と放射線実験を出来ないほど被爆したグーセフ、その恋人リョーリャと友人クリコフと…
ソ連もといロシア映画って文学的な要素が強いけれど、この作品もそんな感じになっている。
一年の中の九日の出来事を通して原子力研究所に勤務する男二人と一人の女の関係の変遷を描くという実験的なことをやっ…
恥ずかしながら観れていなかったものをようやく 無機的な空間の中であくまで無機的なまま剥き出しになるもの、例えば目のようなもののもつ質感がすごい そういう意味での今作の白眉は最初の方の並んでいるシャワ…
>>続きを読む冒頭、「戻ろう、行き過ぎたようだ」というクリコフ(インノケンティ・スモクトゥノフスキー)の台詞は、直接的には目的地を通り過ぎたことを指しているが、地球の温度が上がり過ぎたという直前の会話や、後に彼が…
>>続きを読むソ連のSFって、セットがとてもスチームパンクっぽくて好き。
ラストのガラスブロックの壁はとても美しい。
…肝心の話の方は、分かったようで分かりませんでした。
要するに、未知の物質を発見できた!と…