2022.11.3
れんが屋にて鑑賞
ビアノあり歌ありストリップありの場末の酒場。戦争の傷跡癒えぬ人々が飲み明かしまた帰っていく。
席を周り人の酒ばかり飲む男。ラジオに置き換わり居場所を失いつつ…
ほぼ酒場だけが舞台のワンシチュエーションで戦後の歌と人々を活写する。話はそこまで面白いとは言いにくいのですが、野心的で新鮮なカメラワークと実験精神が息づいていてそれとなくあるグルーヴ感に乗る感じ。興…
>>続きを読むとてつもない傑作。デウス・エクス・マキナとしての酒浸りのパチプロ。闘牛ダンスの崇高な滑稽さに涙涙涙。至高のセット撮影。洗練の極みなカメラワーク。ここしかないと確信の連続なカメラ位置。戸口から垣間見え…
>>続きを読む大衆酒場の店の中、その場所に集う人々の人間模様。訪れる登場人物を興味深く観察し、店の片隅から眺めた風景のように写し撮る。この店は内田吐夢監督が戦地で夢みた、かつての居心地の良い居場所だったのでしょう…
>>続きを読む酒場だけのワンシチュエーションもの。あそこで語られた話の数々がその後どういう結末を迎えるのかは分からない。しかしこの舞台が戦後を生きる若者への希望溢れるメッセージなどでは断じてなく、復興真っ只中の日…
>>続きを読む新東宝で内田吐夢が撮ったペーソス溢れる作品。
酒場という、様々な人が雑多に集う場の群像を点描しながら、徐々に「戦争」を生きた者からこれからを生きる「戦後の若者」へのエールに物語は収斂していく。
クラ…