この頃の黒澤作品には、映像としてのダイナミズムと、創作への野心が渦巻いていて凄みを感じる。
冒頭の捕虜の暴動シーンの迫力に呑まれ、木の枝に金が仕込まれていることや、隠し砦の存在に引き込まれて、敵中…
「人間の醜いところも美しいところも知れた」って姫のセリフ好き。
金を独り占めしたい百姓2人のやり取りが面白かった笑。最後は少し成長してたし
貸しを作るじゃないけど、あそこで切り倒してたら…って考える…
やっぱり黒澤作品は知恵を絞る系の話の方が面白い。
太平と又七が観客に「よせばいいのに…」と思われるような行動ばかりをして勝手に追い詰められていく様子はまさにエンタメ!っていう感じがした。
お姫様、…
又七と太平は何があっても死にそうにない!ずっと欲深くてそこが面白かったんだけど最後にはいつものパターンじゃなくて意外だった。
すぐに「兄貴~兄貴~」と頼っちゃうのが小物らしくてかわいい二人組。
雪姫…