小津安二郎監督の観る
信州の貧しい家庭で母一人に
育てられた良介は大学まで通
い東京で就職する。数年後母
は息子に会いに上京するが
脚本 池田忠雄/荒田正男
久しぶりまたまた観る
社会人として…
苦労して東京に送り出した息子が期待してた出世をしていなかったというネタだけで映画を一本作ってしまうのはすごいなあ。
息子の良介のうだつの上がらない生活を見た母の落胆は、息子に対してのものなのか、そ…
全ての始まりは朝、かと思って生きているけど、実は夜ということを、知ってか知らずか、全人類が経験はしている。夜を見つめて何かに見つめ返されて、初めて私自身に気づく。
変わりたいくせに変わらない理由を…
田舎の秀才が、東京に出てくるとそうでもなくなってしまうと言うような設定の映像化良く思いついたなあ。。
でも、ありのままでいいんだぜ!からの奮起なところがまさに小津作品。
それから、カメラ目線ショット…
親が東京に暮らす息子の家を訪れるという「東京物語」の原型のようなストーリーだった。
かつての熱意を失った、不甲斐ない息子に喝を入れるシーンは母親の心からの思いが伝わってきて良かった。
しかし、小津の…
さすがにそんなわけない笑顔が、とても印象に残った。
張り付いたような笑顔で覆い隠す。
それが切ない。
でもその切なさが親子ならではの愛の深さを強く強く浮かび上がらせる。
ラストカットはなんだろう。…
この作品に限ったことじゃないし、すでにどこかで指摘されているんだと思うけど、最近小津、成瀬なんかをバラバラっと見て思うのは、しゃがむ、立ち上がるという動作が繰り返されるということ。日本家屋の特性上そ…
>>続きを読むこっちが俺の東京物語や……。
ぽろぽろ泣いた。
お前が偉くなった姿が見たい一心で働いてきたのにお前自身が出世を、人生を諦めないでくれと良助に語るかーやんの姿、諦念にまみれながらも、困った人に手を差…
松竹株式会社