一人息子に投稿された感想・評価(★2.1 - 3.0)

「一人息子」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

「人生の悲劇の第一幕は親子になったことにはじまってゐる」という芥川の言葉の、"なった"というところに重きをおく作家だとすればこそ小津を「国民作家」として語ることもはじめてできようもの(「家族は家族と…

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Hiroking

Hirokingの感想・評価

3.0

〖1930年代映画:人間ドラマ:松竹:日本名作映画集〗
1936年製作で、小津安二郎監督の初のトーキー映画で、母と一人息子との現実を描いた人間ドラマらしい⁉️
小津監督作品としては、コミカルさはほと…

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adeam

adeamの感想・評価

3.0

小津安二郎初のトーキー作品。
女手ひとつで息子を育てた母と田舎を離れ東京で学校を出て就職した息子が久しぶりに再会したことで互いの想いのすれ違いが露わになる物語です。
中盤での母の爆発シーンが白眉で、…

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マグ兄

マグ兄の感想・評価

2.9

小津は庶民の心情を描くのがうまいなと思いつつ、まあ普通の映画。最初のトーキーということで発展途上って感じ。カメラワークも特に印象に残るものもなく、当時の庶民の生活をしれたって感じ。地域とのつながりが…

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gen

genの感想・評価

3.0

サイレントばっか撮ってた小津安二郎の最初のトーキー映画。親になってから見るといいやつ。

貧乏やけど学校の先生が絶賛するから1人息子を進学させるために田畑を売り身を削って働いたオカンが、大人になって…

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filmoo

filmooの感想・評価

2.5

このレビューはネタバレを含みます

小津安二郎4本目。
物語は良かったけど、映像と編集と演技と音楽はいまいちだった。
冒頭の笠智衆の演技と、母親が家に来てすぐ鳥肉を買いに行かせる場面の編集は不自然だった。
母親と一回、妻と一回、自分の…

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ニシ

ニシの感想・評価

2.2
淡々とした映画だったな。
夜学の先生は給与が低いのか…。長野にいるよりかは稼げそうな気はするが…。
戦前?の東京郊外の風景は何もない。
所々に入る風景のワンショットが素敵
一人息子への母の犠牲はいつしか期待となり落胆となり強要となり喪失となり諦念となり母は故郷でまた働く。

小津の初トーキー作品(1936年)。信州の片田舎から、老母が東京に息子を訪ねてくる話。

なにしろ昭和初期の作品なので、録音状態も悪く、フィルムも傷だらけ、くわえて当時の日本語がまた聞き取りづらい。…

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sava

savaの感想・評価

2.8
少し重ための話

映画の冒頭で、芥川龍之介の引用が入る

人生の悲劇の第一幕は、親子になったことにはじまってゐる
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