出来ごころの作品情報・感想・評価(ネタバレなし) - 9ページ目

『出来ごころ』に投稿された感想・評価

rika

rikaの感想・評価

3.7
ラストがいい。後こどものポーズや下町の人情も。後次郎がイケメン。
Jimmy

Jimmyの感想・評価

3.0

のどかな戦前日本の人情物語。
「活弁トーキー版」のサイレント映画。

春江を演じた女優が綺麗だった。

また、小津監督の遊び心が「父子のなぞなぞ」にあらわれている。
「なぜ人の指は5本なのか?」→「…

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拾ったがま口をくすね、脱いだ服を投げ捨てていた寡夫が、己の身を「投じる」ラストに人間の進歩を垣間見る。伏見信子の危うい存在感と、ニヒルな大日方傳にも惹かれる。
ただ、プライムビデオで見たが、活弁に若…

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Yke

Ykeの感想・評価

4.1
世界の小津安二郎作品。江戸前の粋が生きている時代の粋な作品。かなり良いかも。現代人に無い何かを感じる。

この貧乏長屋は本当に清々しい人ばかりで、皆が困窮しているのに皆でそれを分かち合い助け合う。「苦しいときはお互い様」とはよく言われる言葉だけれど、そればかりじゃなく嬉しいことも独り占めせずに皆に配って…

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Gong

Gongの感想・評価

4.5

2021.05.10
「困った時はお互い様」と何度もセリフででてくるが、この映画が公開され90年経とうとしてる今、その言葉が言える相手はどれだけいるだろうか。かなり狭まっていると思う。
そんな今の時…

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小津のサイレントからトーキーへの橋渡し的な作品なのではないだろうか。
BGMもあるし、セリフも口の動きと合わせてある。

こういう正統派の人情物が1番染みる。
ラスト以外は思ったとおりの展開の人情話。ただ、タイトルの意味がよくわからない。次郎の代わりに北海道に行くと飛び出した喜八の出来ごころ?
JFK

JFKの感想・評価

4.8

いいねぇ、喜八もの。
昭和初期の下町の人情がよくわかる。
「困った時はお互い様。50年後にこのセリフはいけているかねえ。」90年後の今、この人情は確かに、死んでいるいま日本。
次郎の風貌、特に笑い顔…

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hmsuga

hmsugaの感想・評価

3.8

小津安二郎監督の喜八もの、落語の人情噺のような作品。
後年の山田監督の<男はつらいよ>に影響を与えたのではないだろうか。 
坂本武さんや飯田蝶子さんはしめ安定のキャスティングが良い。伏見信子はじめこ…

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