こんな風景が、
戦後直後の日本にあったんだろうなあと思います。
今はどうかと考えを巡らせると、
簡単に「絆」っていうけれど、
今ほど制約があるような中での窮屈な感じではない、
執われのない、シンプ…
親をなくした子どもがある日長屋へやってきて、たらい回しにされた上、飯田蝶子が面倒をみることになります。この二人の関係がね、良いんですよ。養子にもらったろかいね、と思ったところで実の父が現れてその子は…
>>続きを読む小津安二郎の映画はたくさん見たつもりだったけど、初期のものに触れるといまだに新鮮な驚きがある。なんだろう、この鮮やかな驚きは。一つには役者の今見ても新鮮な姿。決して美人ではない飯田蝶子という役者が奏…
>>続きを読む子供を拾って、拒絶して、しぶしぶ面倒を見て、愛着が沸いたと思ったら結局別れが来て、別の子を拾いに行くか、となって終わる。
筋にするとこれだけだけど、子供への拒否感とか、各段階での大人の振る舞いが、…
こんちわ
戦前のコメディ路線を継承した本作は、占い師登竜堂(笠智衆)がどこぞから拾ってきた少年(青木放屁)を長屋の住人同士で押しつけ合うシーンから始まる。まるで戦争孤児のような風体の幸平少年、シラ…
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