この頃のチャップリンはもうトーキーとして普通にしゃべることで表現をしている。
だからか物語の語り手としてはこれ以上ないほどの素材があり、それが殺人鬼というもの。
チャップリンとは似ても似つかぬ役柄…
〖1940年代映画:コメディ:アメリカ映画〗
1947年製作で、チャップリンの映画出演79作目でユナイテッド・アーティスツ時代の戦争による大量殺人を告発した異色のブラックコメディ映画らしい⁉️
1人…
予想とはかなり違うサスペンス仕立てのチャップリン。いくつもの顔を持つ男は喜劇的でもあるが、ふと見せる目が怖い。そしてところどころで哀愁を感じてしまうのだ。ラストはチャッブリンの強烈な風刺が効いている…
>>続きを読む銀行をクビになり経済的に困窮したことから連続殺人に手を染めたヴェルドゥと、大恐慌から戦争に突入していった世界各国。
世界大戦へ傾いていった構図をヴェルドゥ個人のレベルで相似形で描くことで、前者を悪…
このレビューはネタバレを含みます
「事業の歴史を見なさい。戦争闘い、すべて事業です。一人殺せば悪党で、百万人殺せば英雄です。数が殺人を神聖にする。」
このたった数十秒の台詞のためにある映画
ブラック・コメディと言うべきだろうか
…
チャップリンが最高傑作と評する今作
トーキーになってから映画としてのプロパガンダ性が強くなった
やはり一貫してナチスに対して主張している
三島由紀夫もそうだけど段々と作品として個人の思想が強くなる…
このレビューはネタバレを含みます
30年勤めた銀行をクビになった腹イセに、
次々と保険金目当てに中年女を殺していく。
ラストで大量殺戮の戦争を痛烈批判するために
作られたような、ブラック・コメディ。
毒が強すぎて…