先にある"希望"だけを願って
ロベルト・ロッセリーニ監督作品。彼の作品を観るのはこれが初めてで、脚本にはまだ新人であるフェデリコ・フェリーニの名前が。ネオレアリズモ作品といえば本作のイメージが…
こっちのコンディションだと思うが、あまり集中ができなかった。
結婚式当日連れてかれる男を追う女の人のシーンがとても辛かった。
神父が亡くなり、悲しむ子供たちもとても悲しい。
敗戦した国では、救いがな…
第二次大戦終戦の年の作品
しかも日本と同じく敗戦側のイタリアの製作映画
日本とまた違った事情で
敗戦国として決して余裕がある状態ではないはずの国と年に世に出された
なりの
気概を感じる映画
…
肉体は滅ぼせても、魂は滅ぼせない。
【感想】
イタリア・ネオリアリズモが本当に好きだ。
有機的一体性を保持した上で、緻密に、あるがまま描かれる劇的なモチーフ。別の時代の別の国の人間に自分が反射する…
バーグマンを虜にして、アメリカを棄て、イタリアへ走らせたというこの映画をようやく観た。
ここには、良く出来たお話などではなく、切れば鮮血が噴き出す人間たちがいる。
プリーモ・レーヴィが残した言葉、…
『戦火のかなた』(1946)
『ドイツ零年』(1948)
『神の道化師、フランチェスコ』(1950)
『殺人カメラ』(1952)
『ヨーロッパ一九五一年』(1952)
『イタリア旅行』(1954)…
「祖国と自由のために、彼らは戦った――そして死んだ。」
「これは、真実を映したフィルムである。」
「ローマは降伏しても、人間の魂は決して屈しなかった。」
「戦争が終わっても、この映画の叫びは終わらな…
様式(スタイル)と姿勢(スタンス)。その兼ね合いから生まれる語り(ナラティブ)。
映画史それ自身にほとんど関心はないなか、しかし、なぜフェデリコ・フェリーニは、異様にも感じられるあのような作品を撮…