【1958年キネマ旬報日本映画ベストテン 第3位】
小津安二郎初のカラー映画。私的な交流もあった里見弴の小説を原作に、頑固な父親を佐分利信、妻を田中絹代が演じた。
笠智衆って演技は上手いのかよく分…
小津監督のカラー映画を初めて見ましたが、赤色がとても印象的で素敵でした。どのシーンも構図が綺麗で見入ってしまいました。
現代と結婚に対する価値観のちがうところはあるものの、どの登場人物の気持ちにも寄…
小津の美術セットへのこだわりはこの時期になるとほとんど病気だったという。セット準備にまず2日、スチール写真を撮ってOKが出てはじめて俳優をスタジオ内にいれるという念の入れよう。とにかくなによりも“構…
>>続きを読む〖1950年代映画:人間ドラマ:小説実写映画化:松竹〗
1958年製作で、里見とんの小説を実写映画化で、、結婚期にある三人の娘と、容易に意見の合わないそれぞれの家庭の親とを描いた人間ドラマらしい⁉️…
30年ぶりに本作を見直した。
本作は娘の結婚を巡る喜劇である。小津の選ぶ「娘の結婚」というテーマは、小津の他作品である「晩春」「麦秋」「秋日和」を考えてみると、大定番の話である。因みに今気がつ…
平山家の長女節子(有馬稲子)。結婚を考えている相手について両親に相談しようと思っていた矢先、相手である谷口(佐田啓二)の広島転勤が決まり、谷口は節子に無断で父親の平山渉(佐分利信)に結婚を認めてもら…
>>続きを読む「娘には良い縁談を」と考えていた父親の前に突然娘と交際している男が現れて婚約の話をされ、何の相談もなかったことを腹を立てた父親は・・・みたいなストーリー。
小津安二郎、初のカラー作品。
正直、全体…