とてもよかったです。ヴィム作品は相性が良いモノはとことん好きだとあらためて分かりました。身体的に心地よいです。
特に前半、パーティがどんどん増えていく流れが美しく、るらるらと脳内に汁があふれました…
なんかわかんないけどぼーっと見ちゃった
この退屈な気がするんだけど退屈になりきらない絶妙なバランス、なんとなく鬱屈とした気持ち、そういうロードムービーは、ドラマチックな展開がありまくるものよりも、旅…
このレビューはネタバレを含みます
【汝自身を求めよ―――『まわり道』】
ナスターシャ・キンスキーとハンナ・シグラが美しすぎてそれだけでも観る価値はある。
ヴィム・ヴェンダース監督の映画をレビューするたびに言っているのは「何かを…
詩のような会話、停滞と浮遊。舞台は70年代の西ドイツ。戦後ドイツの孤独と閉塞感を重ねるかのような「まわり道」。分かってはいたつもりだったが、人生そんなに真っ直ぐには進めないという事実をヒシヒシと痛感…
>>続きを読む【♪ひとつ曲がり角、ひとつ間違えて〜、ってそれは『迷い道』】
ヴィム・ヴェンダースのロード・ムービー3部作の第二弾、で一番地味な作品(らしい)。律儀な私は第一弾から順番に観るタイプ。
何かの第二…
安らぎも人生の道
異常なまでに静かで、ゆっくりと物語が進む。まさに道を歩いているかのような感覚になるヴィム・ヴェンダース監督「ロードムービー三部作」の2作目。自らの作家としての才能を見出すため…
このレビューはネタバレを含みます
言葉は哲学なのに、行動はまるで子供のように刹那的であり、それが齎す受容さは、不審がどこかに置き去りにされているような光景である。当然のように一人、またひとりと増えていき、警戒心よりも、妙な落ち着き…