ローラーとバイオリンの作品情報・感想・評価

『ローラーとバイオリン』に投稿された感想・評価

McQ
3.8

クレヨンで塗り潰したようなカラフルな色彩が印象的。

どことなく「赤い風船」ぽいなと思っていたら、まさにそこから着想を得たとか。

これはVGIK(ロシア映画大学)に通っていたタルコフスキー監督の卒…

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Nao
3.5
音楽家少年と労働家セルゲイとの交流を描く。大学の卒業制作で作られて既に才気溢れる。『赤い風船』に影響を受けたとされ、先人のソ連映画のリスペクトも感じる。
い
-

バイオリンを弾いている少年サーシャと、ローラーで整地作業をしている労働者の青年セルゲイの交流。タルコフスキーの作品(処女作)なのにストーリーも演出もシンプルで分かりやすい。でもすでに廃墟や鏡のモチー…

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タルコフスキー作品とも言えるキャラの哲学的思想一人語りがなくて観やすい 間の引き伸ばし方に既に片鱗は垣間見えるけど
鮮やかな色の使い方、モチーフのカットの連続、館の中を移動する少年をシャンデリア越し…

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太陽に照らされた水たまりの美しさ

本作は、タルコフスキーの第1作とされているが、57年に「殺し屋」というヘミングウェイ原作の19分の作品がある。全ロシア国立映画大学時代の作品。でも、公式に発表した作品ではないので、「ローラーとバイオ…

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Juzo
4.5
卒業制作でこの完成度は凄い。
この時から既に水への拘りを感じられる。
nagi
-
最後ちょっと涙出た
konaka
3.5
この映画の45分の中で、主人公の少年は確実に成長していて、観るたびにそれを間近で感じられて嬉しい。一方で、大人になるということは子ども時代を失っていくということでもあって、その喪失感も毎回感じる。
1329
-
悲しい。人はこんなにも幼い頃から現実逃避を始めてしまうものなんだ。こうして大衆は現実へ帰り、アンドレイ・タルコフスキーは理想へと歩んでいくということなのか。

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