北辰斜にさすところの作品情報・感想・評価・動画配信

「北辰斜にさすところ」に投稿された感想・評価

はせ

はせの感想・評価

3.0
旧制高校、寮歌と興味の範囲にドンピシャだったので個人的にはすごく面白かったが、ストーリーは平凡で演出はイマイチ。

戦争中に先輩を見殺しにするところも周りが作り物っぽかったし、役者の棒読み具合も気になった。

ただ雰囲気は最高。現代のシーンじゃなくてずっと旧制高校時代のシーンが見たい。
高校の頃、寮歌というものにハマっていてそのとき観た。旧制高校(いまの大学の前身)というのが各地にあって、例えば第一高校は東京、第二が仙台、第三が京都。この映画の舞台は七高(鹿児島)。映画自体は期待を下回ったが、以下に引用した巻頭言(歌の前に吟ぜられる詩)には高揚を覚えた。

流星落ちて住む處
橄攬の實の熟るゝ郷
あくがれの南の國に
つどひにし三年の夢短しと
結びも終へぬこの幸を
或ひは饗宴の庭に
或ひは星夜の窓の下に
若い高らう感情の旋律をもて 
思ひのまゝに歌ひ給え
歌は悲しき時の母ともなり
うれしき時の友ともなれば
いざや歌わんかな北辰斜め
ドラマ映画。

昭和初期の旧制高等学校を回想する医師を三國連太郎が演じている。

前提知識もなく、なんとなくタイトルだけで鑑賞。なかなか良かった。
学生運動が盛んだった頃の大学生と同様、この頃の学生のバイタリティーや意思の強さには本当に驚かされる。

激動の時代を生き抜いた人達の言葉には、我々の世代にはない圧倒的な説得力があるとつくづく思った。

映画としては普通なんだけど、当時の情景を映像として感じられたのが良かった。
寮歌「北辰斜めに」、とても印象に残る曲でした。
えりみ

えりみの感想・評価

3.6
もうちょっと重厚なテーマがあるのかと思ったけど期待はずれ。年配の方がご覧になるとちょっと違った感想になるのかもしれへんけど。

全編通して盛り上がりに欠けるというかフラットな感じで物語が進んでいくので映像的にもうちょっと強弱をつけてもらえないかな、と。
あとはテーマがなんなのかもひとつ分かりづらい。
寮歌の「ほ〜くし〜んななめにさすところ〜♪」だけが耳にこびりつく。

それにしても七高ばっかりが優遇された内容で、五高OBの人たちはこれ見たら納得いかんやろうなぁ。
miporinzou

miporinzouの感想・評価

3.5
これ、三国連太郎さんの役が、私の祖父そのものだったから、かなり泣いた。戦争はぜったいやってはダメだと思う。