代表作「妻は告白する」でも明白なように法律を学んだ増村保造の撮る裁判劇は切れ味が滅法鋭い。本作での熱血検事宇津井健と古狸の弁護士小沢栄太郎の攻防戦も思わず画面に釘付け。実直な老刑事に殿山泰司を配した…
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捜査パートでは、物的証拠、動機の明瞭さに検事側から弛緩した空気が漂うものの、裁判パートでは一転して証人の偽証によって難航する。画面の中央手前に立つ証人に宇都井健が動揺しながら尋問するショットがよく表…
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増村の黒のシリーズ
最初の死体シーンが良い。
殺された社長、凶器は花瓶で指紋が3つ
容疑者は社長に関係のある者
犯人はコイツだ、裏取って証人立てて裁判
ってか殆ど裁判シーンだったのに驚いた。
そして…
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昭和キネマ館・レンタル鑑賞
自宅の応接間で殺害された食品会社の社長
その事件を追う検事と浮き彫りになってゆく人々。
増村保造氏作品との事で期待して観たんだけどな。
積み上げたものが覆されてゆく展開な…
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スピーディーな展開のためか演技も脚本も粗の方が目立ってしまい、自分はあまり乗れませんでした。
裁判内幕ものとしては素人目でも分かるくらい雑だし、実直な主人公が狡猾な相手に敗北する物語としても、主人…