北野武監督作品。主演は本作が公開された'91年当初、俳優として注目を集めていた真木蔵人。若い人に分かり易く言うと「バラが咲いた」を歌っていたフォーク歌手、マイク眞木の息子に当る。
冒頭から主人公は…
海辺の町が舞台、ろう者のサーファーのラブストーリー。
武さんの映画で2番目に好き。
主役の二人に一切セリフが無い。
そして、たけしの出番も無い。
あるのは波の音、静かな間。
そして煽り気味の久…
“北野武的、サイレント映画”
久石譲さんのサントラが安定の素晴らしさですね。本当に心地良い。北野映画史上最も詩的な作品。
個人的には『ソナチネ』や『その男、凶暴につき』などの一定のバイオレント性…
横須賀の埠頭、青い海は波が立っているが、さざ波の音は聞こえない。やがて一台のゴミ収集車が埠頭のゴミを回収にやって来る。田向(河原さぶ)の運転でこの地にやって来た聾唖の青年・茂(真木蔵人)は助手席に…
>>続きを読む言語に出来ない感覚。
海に行きたくなる映画ではなく、
「海で逝きたくなる」映画だ。
音を失ったカップルに「距離感」っていうロマンスを与える感性が好き。
特に、自宅の二階に籠る彼女と外でぼんやり待つ彼…
ずっと霞みがかった海しか映らないのがたけしらしい。
最後のスライドショーみたいに映像が流れていくところでガッチリこの映画に北野印を刻んだ感じがあったな。
あと、北野映画で一番久石譲の曲が良い、サント…