怪談という日本文学
※どれも有名な怪談話なので、このレビューにはネタバレが含みますのでご理解ください。
「黒髪」「雪女」「耳無芳一の話」「茶碗の中」の4つの怪談話を映画化したオムニバス作品。
上…
お盆の蒸し暑い夜。妻は親友と沖縄旅行。残された父と娘。さて、どう過ごすか。あ、そうだ。怪談観よう。
古式ゆかしい怪談こそ、若者が体験しておくべき「日本の夏」である。とはいえ、無理強いは禁物。「怪談…
-あらすじ-
貧乏に耐えかねて、連れ添った妻を捨てた男は次の妻ともうまく行かない。貧乏ながらも優しかった前妻を追い求めてかつての屋敷に向かうと、そこにいたのは別れた頃と何も変わらない、美しく控え…
制作費3億円を投じた舞台装置の圧倒的完成度
壇ノ浦の合戦をセット内でやってのけるほど
とりわけ書き割りの独創性は凄かった、ただのアーティスティックに拠らず、作品を覆う面妖な空気感をそのまま代弁する
…
この時代の正統派大作邦画を見るのが久しぶりだったせいか画面にものすごい力を感じた
多分美術にかなりお金かけてるんだろうな
怪談自体はちゃんと読んだことは無いと思うが、なんとなく物語はわかるので話を…
幼い頃、父の背中に体の半分を隠して観たときに、画面端の寝所の奥にある赤い着物が怖すぎてもうダメだ〜という記憶があり、個人的な「怖い」の心象風景の一部過ぎる。1960年代の作品なことと、もうダメだと思…
>>続きを読むすごい映画だった、、、
「耳なし芳一」など怪談4つのアンソロジー形式映画。正直原作が原作だけに話の筋の意外性みたいなものはあまりない、けれどそれを圧倒する映画としての面白さ。
まず特徴的なのがセット…