この前年に公開された勅使河原宏の砂の女同様、カンヌ映画祭で特別グランプリを受賞した後にアカデミー賞外国語映画賞候補になり世界的に評価された作品。
小泉八雲が綴った4つの怪談話を映画化したこの作品は…
オープニングが静謐かつ美麗。
【黒髪】
妻がしっかり旦那を恨んでた場合の雨月物語みたい。今までに見た新珠三千代の中でいちばん綺麗だった。急速に老化する三國連太郎怖い。終盤の音響が挑戦的。
【雪女…
お盆の蒸し暑い夜。妻は親友と沖縄旅行。残された父と娘。さて、どう過ごすか。あ、そうだ。怪談観よう。
古式ゆかしい怪談こそ、若者が体験しておくべき「日本の夏」である。とはいえ、無理強いは禁物。「怪談…
-あらすじ-
貧乏に耐えかねて、連れ添った妻を捨てた男は次の妻ともうまく行かない。貧乏ながらも優しかった前妻を追い求めてかつての屋敷に向かうと、そこにいたのは別れた頃と何も変わらない、美しく控え…
制作費3億円を投じた舞台装置の圧倒的完成度
壇ノ浦の合戦をセット内でやってのけるほど
とりわけ書き割りの独創性は凄かった、ただのアーティスティックに拠らず、作品を覆う面妖な空気感をそのまま代弁する
…
この時代の正統派大作邦画を見るのが久しぶりだったせいか画面にものすごい力を感じた
多分美術にかなりお金かけてるんだろうな
怪談自体はちゃんと読んだことは無いと思うが、なんとなく物語はわかるので話を…