冷たい風が吹き荒む季節に。
人を人とも思わないような社会システムの貧乏くじを引かされ、切り捨てられた“労働者”たちの眼差しは、それでもまっすぐと前へ。たとえ弱音を吐こうとも涙は見せず、黙々と、淡々に…
見ていたと勘違いしていた。
枯れ葉と同じトーンで、どうしようもなく貧しいし、何で生きているのかって思う。
でも、ふざけていて、お洒落。
こういう類の映画ってあるけど、ズドーンと突き抜けてますね。ず…
カウリスマキ〝敗者三部作〟
「浮き雲」(1996)
「過去のない男」(2002)
「街のあかり」(2006)
の中で
この「浮き雲」が一番好き❗️
カティ・オルティネン姐さんが
最高に素晴らしい
…
夫婦同時にリストラされてしまい、その後も不幸続きのどん底から這い上がる人々の話。とは言え「這い上がってやる…!! 」という程の熱量はなく感情表現は最小限でむしろリアル。夫は健康診断の結果が芳しくなく…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
カウリスマキにしては、表情豊かで饒舌な作品。
カティ・オーティネンは、当時まだ35歳だったのか!最後まで夫を見捨てずほっとする。わんちゃんも一緒でよかった。
車体のうす〜いヘルシンキの路面電車が登…