兄貴の性格がなんともめんどくさい。
実の子でないからこそ実の子以上に”大事に”育てたら逆にそれが壁になってしまう。愛情というものは難しい。
冒頭と最後のシーンのフィルムが現存しておらず、一番大切なと…
似た衣装の大日方傳と三井弘次(秀男)が同じ動作をする。二人の人物が同じ動作をする小津の手癖がとくに際立っている。笠智衆が珍しく反抗的な表情を浮かべるけれど、好漢・大日方の前では赤子同然。大日方傳にシ…
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小津現存映画 15/37 (小津映画は全部で54本あるが、現在残っていて見られるのは37本)
現存する小津サイレントの15本目。最初と最後の巻が消失しているため、現存は73分。
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サイレント末期の作品で、小津らしい静謐な画が既に高次元で完成しており堪能できるのだが、枠から外れた驚愕のショットがあり今作を忘れられないものにしている。
娼館?で母子である大日方傳と吉川満子の二人き…
このレビューはネタバレを含みます
風吹ジュンと風間杜夫の音声版。
始めと終わりのフィルムが欠落している為文章での解説。
父を失った母を心配する兄弟の、雪の降るなか登校する風景が何とも言えず印象的。
少年時代の二人もっと観たかったな…
○′34 5/11~公開: 帝國館
配給: 松竹キネマ
スタンダード B/W
サイレント
フィルム上映
〖現存版: 1h11m〗
○′03 12/21 10:30~&12/24 13:00~上映…
継母が実の子を依怙贔屓して可愛がり、先妻の子を蔑ろにするというケースはよくあるけど、この話は逆で母親は長男に甘く次男に我慢させているので、長男の悩みは贅沢な悩みのような気がする。
不良大学生の笠智…