チャドルと生きるに投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『チャドルと生きる』に投稿された感想・評価

3.5
パナヒはもはや象徴的な存在になってしまったので。。
このあたりの映画はゴリゴリにイランの社会問題提起映画で見応えがある。
フィルメックスでは「サークル」の仮題で上映。チャドルに身を包まねばならない、不平等な生き方を強いられている女性は「オフサイド・ガールズ」に引き継がれる。 試写にて
Erica
3.5

このレビューはネタバレを含みます

主人公はイランの女性

行き交う人々を自然に映しながらスポットライトを変える演出、そしてその意図に思わず舌を巻く。

私たちは一人一人の女性の素性を知ることはできない。それは最後まで知らされずに終わ…

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3.5
何で出てきたの…
もはやホラーだなぁ。何でこんな国があるんだろう。最初と最後が監視窓のカットになるのが印象的。イランで女性に生まれるとはこういう事なんだな。

パナヒ監督、パルムドールおめでとう!
ということで過去作を鑑賞。

誕生の瞬間て、人生で最も祝福される時だと思ってるけど、女の子というだけでがっかりされる現実があることが重くのし掛かる。
中国の一…

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mam
3.5

このレビューはネタバレを含みます

抑圧され問題を抱えた女性たちが数珠繋ぎで描かれる群像劇は輪舞のように。
虐げられる女性たちの苦しみは延々と周り続け、圧政下のシステムのなかに閉じ込められたまま。ラストの拘置所で名前呼ばれるのが冒頭の…

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BOB
3.8

現代イラン映画の巨匠ジャファル・パナヒ監督のベネチア金獅子賞受賞作。

「なぜこんな私に戦いを挑む。なぜこの世を住みにくくする。私の心は戦えるほど強くできてはいない。私の命のガラスに石を投げないで。…

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産婦人科映像が困難って。それがイラン女性達の立ち位置。激痛に耐え健康な子を出産しても女の子は祝福されない。育児放棄なら悲惨な例も。チャドルに象徴される束縛だらけの生活。サークルの深い意味とは。

「チャドルと生きる」

「人生タクシー」のジャファル・パナヒ監督が第57回ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した作品。イスラム教国家であるイランでの女性の生き方について描いた作品で、イランでは上映…

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4.0

題「The Circle」が示すように、
カッコ付の「イラン女性」の闘争が
円環となって連なった社会批判映画。

本意は「チャドルと生きなくてはならない」であり、
人を生かしも殺しもするものは〈制度…

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