「俺は選択しようがなかったんだ。自分の中に悪魔が潜んでいるんだ」
Murder(=殺人者)のM、そしてパッケージの表情が印象的な今作。
この時代でこの構成のサスペンス・スリラーってかなり斬新だ…
BGMやSEがないので、カットで魅せる無骨な作品だなと思った。犯人の口笛がとても印象的。
とにかくラストの裁判のシーン。強迫観念、集団心理、憎悪、私刑……現代に通じるテーマを考えさせられる。
Ama…
このレビューはネタバレを含みます
・ミステリーサスペンスとしても面白いが、ラストの裁判のシーンは圧巻。
・まさしくドイツの情勢を反映しているような映画で、悪人を悪人が捌くことはできるのか、精神障害者を死刑にすることはできるのか、一部…
犯人の吹く口笛が薄ら怖い、耳に残る
被害少女の風船が電柱に絡まってるのも鳥肌が立つ
ラストシーンの市民裁判、恐ろしい
突如無声無音になるのも
(時代故の技術的な物?私には分かりかねます)相まって緊迫…
このレビューはネタバレを含みます
20240511
美しい構図、マッチカットによる対比、口笛や影、風船といったモチーフ。人間が人間に対して行う残酷。100年前とは思えない映像と脚本で、久しぶりに度肝抜かれた。映画制作のアイデアの宝…
初フリッツ・ラング。
ほぼ100年前の映画でありながら、映像の画角や構図が良く、新鮮ささえ感じた。
犯人を追い詰めていくことで周囲の者の素性がわかっていき結果的に本当に悪いものは誰なのかわからなく…