自動車工場の機械音が叫喚にしか聞こえないオープニング長回しからゴダール節の牽制、資本主義に弾圧された犠牲者たちの叫び=ブリティッシュ・サウンズ。
男女の会話も例によってサウンド(ノイズ)でしかないし…
時代を考えればゴダールの真摯な訴えも説得力あるものだと思うが、なんのメタファーも効いていないあからさまな表現にいささか恥ずかしくなるくらい、わかりやすい作品。
「映画とは映像と音との闘いだ」と大…
このレビューはネタバレを含みます
2020 9.1 1/134
初ゴダール。わあー、いきなり見方がわからない!
なりに、共産党宣言と具体的な書名などはわからないけどマルクス主義フェミニズムの引用と創作論ともういくつかわたしの教養お…
2作目のゴダール作品だがとてつもないプロバガンダ。ゴダールという政治思想を見せられているかのように。分かったつもりのようで終始あまり分からなかったのでまだまだ勉強不足。ビートルズの替え歌は面白いと思…
>>続きを読む短文感想 60点
かなりのプロパガンダ映画。基本的には資本主義を徹底的に批判している構図であり、冒頭の車工場の作業場を延々と流すシーンや全裸の女性を延々と撮るシーンが有名と言われてます。情報量がかな…
ジガヴェルトフ集団の名で、政治映画に傾倒していた頃の作品。資本家による富の独占・アメリカ映画の席巻・商業主義に対してアンチを唱えるゴダール。
名義を個人ではなく集団にしていることも、その意思の表れ…
なるほど、という短編。ただ予想通り「面白」くはない。が、そもそも扱っている題材的にもあまりエンターテイメント的な期待はしちゃいけない。資本主義、文化多元主義的映像の間に随所に散りばめられた"orga…
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