長いしつまらない。しかし、飽きはしない
教会の鐘の音。シンメトリー構成
その鐘の音が中盤で主人公を悪い方向に導く
淡白なナレーションとディゾルブの多用が眠気を誘う
ロングショットがキマってるシーンが…
興味深いけれども
冒頭漁港神がかった長回し
早朝脱走の寂しさ
変わらない搾取構造
色付いて見える海と空
綺麗すぎる景色と汚すぎる人間
無駄がないのがすごい
行きて帰りし的な
岬で佇む女性、画が美しす…
大戦直後のシチリア、漁師たちはいくら魚を獲っても網元(字幕は仲買人になってたけど漁業経営者のこと?)に安く買い叩かれいつまでも暮らしが楽にならない
ずっと島で暮らしている漁師たちはそれが当たり前だと…
ヴィスコンティは後年に豪華絢爛な大作ばかり作るようになるが、モノクロ時代は庶民の市井生活をリアリズムを基調とした描写で作っていた。
当時のイタリアはネオレアリズモ作品が主流だったが、今作はまだ暗いう…
ヴィスコンティは『ベニスに死す』しか観たことがなかったので、少し風変わりな作風の監督かと思っていましたが、本作はシナリオも演出も王道の作品でした。
とはいえ、当時のイタリア映画によく見られる貧困層…
ネオリアリズモの代表作として有名なヴィスコンティ監督の作品。上映時間が160分で、これまで何回か途中で見るのをやめていた因縁の作品だった。シチリア島の漁村に暮らす青年を描く。
原作を元にしているも…
中間搾取に嫌気がさした漁師が中間業者に反旗を翻して借金して独立を試みるも、嵐の日に出た漁で船が大破し職を失い、抵当に入れた家も持っていかれ身ぐるみ剥がされて中間業者の雇われ漁師としてまた搾取されてい…
>>続きを読むなかなかのバッドエンドの様にも見えるが希望はある。当時はこんな類のものがサラッと普通に制作されていた。なんでもハッピーエンドで感動させりゃいいってものじゃない。現地の人間を起用したり忠実に再現したと…
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