桜の花が雪に散らされていく、春が冬になっていく無情のオープニングタイトルからすでに涙流れてとどまらぬかな。
前線から休暇で故郷に帰る機関車、「ハンブルクに帰るやつ挙手!」って言われて手を挙げたら「ハ…
原作ものではあるけどダグラス・サーク自身の複雑な胸中がほの見えるような作品だった。
ナチ崩壊前夜、たび重なる空襲に遭うドイツ一般市民と独ソ戦前線下のドイツ軍兵士側の心情が描かれる物語を、アメリカ人俳…
A friend of mine recently asked me to create a poster for A Time to Love and a Time to Die, though …
>>続きを読む愛と死は振り子のように。どちらも手ぬるく描いたりはしない。ストレートなメロドラマでありながら甘っちょろさは欠片も無く、その平行線上で血と暴力に塗れた戦場の地獄を徹底的に描いてみせる。腐敗して黒く変色…
>>続きを読むビンを落として割り、グラスを投げて割る。爆撃で建物が破壊されていく。モノが壊れる様子で愛情も描けば死も描く。2時間強全力でタイトル回収を強烈なショットとアクションの積み重ねで行なっていく。とても凄い…
>>続きを読む反戦映画といってもダグラス・サークだけに相当、メロドラマ色が強い作品。正直、この監督に向いている題材かどうかはよく分からない。脚本がどっちつかずでバランスが悪い。🤷♂️
テクニカラーのケバケバし…
映画の冒頭と掉尾に置かれた、死のイメージを纏った前線のシーンが、一時帰還した兵士によってメロドラマの核を構成する銃後の生活と地続きとなり、手から零れ落ちて川面を流れゆく手紙のラストショットの刹那に愛…
>>続きを読む捻れなき恋愛映画
傑作です。やっぱり一番好きな監督かもしれない。
第二次大戦中、ドイツ兵の青年が3週間だけ独ソ戦線から帰郷する。空襲で荒廃した街で両親を探しながら、偶然出会った女性と恋に落ちるが…