ほとんど主役と言っていい辰巳柳太郎の懐の深さは、死の間際には自ら銀杏の木に向かい銃を撃って亡き親分に思いを馳せる姿で完結する、あくまでも仕える者として人生を終える美しさ。そのあとの飛車角の出入りで画…
>>続きを読むコレはヤクザ映画・任侠映画じゃないね
立派な人間ドラマ・ラブストーリーの傑作
普通だったらカチ込みの添え物だったけど
飛車角・宮川・おとよの関係をキッチリ描いたお陰で<映画>になっていた
ラストカ…
吐夢作品は、数えきれないほど、繰り返し映画館に足を運ばせる。本作の、宮川(健)の亡骸の筵を捲る瞬間、モノクロになる。これは「宮本武蔵 一条寺の決闘』で使わていた。鮮血飛び交うからだろうか。飛車角が屋…
>>続きを読む余計なことは言わず黙って酌をしてくれ。そっと部屋を出るか間を取り持つか。奥へなだれ込み身を崩して戻ってくる長回し。木枯らし吹く暗がりの部屋。土砂降りの川沿い。硝子戸に飛び散る鮮血。墓前で話す仲。揃う…
>>続きを読むよすぎた、、もっかいみたい。
映画とは関係ないけどまず前の上映回が終わって扉が空いた瞬間に神田川流れてきたところからもうすべてが始まってた。。
金の匙で水を飲むような体験だった。
いろいろあるけど飛…
何やら随分と辛辣なレビューが多いようだが、「一作目の『人生劇場・飛車角』と比べて明らかに劣る」とか「ヒロインのおとよのエピソードが盛り上がらない」だとかそんな偏見に満ちた愚昧な感想などこの際どうでも…
>>続きを読む鶴田浩二の得物がドスで、それを逆手持ちってのがまずかっこいい。
討ち入りに入る瞬間に画面の色がスッと無くなる。これから行われる行為の悲惨さのようで恐ろしくもかっこいい。
手持ちで揺れるカメラと一緒に…
このレビューはネタバレを含みます
高倉健が兄貴を狙う糞どもの屋敷に出入りのシーン、長回しワンカット。カメラはフィックスで常に屋敷の外。屋敷に入ったと思ったら、障子ぶち破って全員出てくる。
んで、鶴田浩二がね、その仇討の為、ドス1本…