今や悪名高い浅井隆が黒沢清の映画はセッションのようなものと言っていたけど、『大いなる幻影』のDVDで黒沢清自身が同じような事言ってたんだよな。同じ脚本でも演じる役者が変われば、それは全く違うものにな…
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黒沢清監督作「アカルイミライ」のメイキング。
メイキングなんだけど、それだけにとどまらず、
監督初め、各種スタッフ・キャストの、映画に対するいろんな考え・思いが吐露されている。…
「ある記録された現実のつながりを、ここが重要なんですけど、大勢の人と一緒に見る。これが映画ですね」
常に黒ずくめで指示を出す時は曖昧に笑い、スタッフともキャストとも一定の距離を保ち一人水槽を見つめる…
このレビューはネタバレを含みます
黒沢清の作品はどれもエグみが強い。
構図もバキバキにきまっているし、さぞ難しい作家なんだろうと思っていた。
しかし、いざその制作現場を覗いてみると、想像以上にそのやり方は民主的で、スタッフや俳優の裁…
監督の発言をリプライズするドキュメンタリーなんてなかなかないんじゃないか。重要なことなので繰り返し言うのだ。
その中でも映画は大勢で見るものでありそれこそが映画だという言葉は、コロナ禍で映画館の閉ま…
黒沢清は喋りがうまい。たとえば高橋洋との対談では自分の考えていること、それがいかに作品に繋がっているかを的確に説明している。無駄がなく、落ち着いたテンポ。ああこういう風に喋りのうまい人間に生まれたか…
>>続きを読む藤竜也は60歳になったときの黒沢清で〜云々の話がとても良かった。確かに似ている。藤竜也のキャスティングに関しては制作側からの提示とのことだったので、それも素晴らしい偶然ですよねと思った。あと、オダギ…
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