このレビューはネタバレを含みます
タルベーラの平常運転だからこそ特筆すべき点もなく、良くも悪くもこれがタルベーラって感じだから『サタンタンゴ』『ヴェルクマイスターハーモニー』『倫敦から来た男』を鑑賞していれば需要と供給が成り立つ長回…
>>続きを読む19世紀末のハンガリーの寒村、一軒の農家があり、住んでいるのは片腕が不自由な初老の男とその娘、そして馬が一頭。
朝起きてから夜寝るまでを丁寧に描くので見ているほうは眠くなる。
2時間過ぎた頃に井戸が…
虚実の反転。スクリーンがなければ観客はなく、主題がなければ背景はない。
演出と自己言及の騙し絵といえるバルジョル、ユスターシュの『豚』をさらに洗練した作品だと思う。
湯気のにおい立ちそうな洗いたての…
神は6日間で世界を創造し7日目には休息を取った「創世記」を逆行し終末へと向かう様な6日間。
映像は黒の濃度が高くて
最初の農夫と荷馬車の馬だけが異様に締まっているのが特に印象的だった。
潰すところは…
ここには、不誠実や不条理というものが無いので、個人的に救われる映画です。どう見ても生きる力を失っていくように思えますが、ずっと繰り返される同じ音楽に、ずっと繰り返された同じ食事に、ずっと繰り返されて…
>>続きを読む