無言で語られる絶望。
映像が物語るリアリティー。
二時間超えの長尺に対し、会話時間集約したら10分で収まるんでは?と思うほどセリフがない。
この世の終焉のような荒地に佇む家、飲み食いせず動かぬ馬…
目の前にあるものを、そのまま現実として人は認識しているわけではないことを、認識論的に描いたのが『サタンタンゴ』(1994)だとするなら、この『ニーチェの馬』(2011年)に描かれているのは、ポール・…
>>続きを読む一週間じゃがいもしか食えない地獄。
1日目の娘が父親の着替え手伝ってるのとか、じゃがいも茹でてるところとか、ガッツリ長回しで撮るので、娘は父親のために生きるということ以外に本当にやることないんだろう…