面白い。完璧。もっと有名であっていい。素晴らしい脚本、撮影、演技。ハウスメイドものに復讐サスペンスと社会性の調和。粒子感とハイコントラスト、高峰秀子の顔の寄り、ほぼ殺意と同等の視線。重なる逡巡、幻影…
>>続きを読む高峰秀子の瞋恚と絶叫すさまじき、
成瀬巳喜男監督&松山善三脚本1966年作。
富裕一家の車に子をひき逃げされた労働者母が、女中として富裕家へ侵入し復讐を企てる。類似性を感覚するドイツ映画やスーダン…
車通りの激しい片側二車線道路を行き交う車たちを接写で映すのに高揚感を感じる。高峰秀子が潜入してからは韓国映画の『下女』や、かの名作『何がジェーンに起こったか?』を彷彿とさせる、ハウスキーパー・サスペ…
>>続きを読む息子を轢き逃げした女への復讐のために家庭に「パラサイト」していく高峰秀子。車がビュンビュン通るなか「横断中」の旗を持って女の子供を渡らせようとするシーンが1番緊迫感あった。ヤクザ崩れみたいな黒澤年男…
>>続きを読む息子をひき逃げした女性一家に家政婦として潜入し復讐の機会を持つ母親。
成瀬巳喜男×高峰秀子最後の作品は独特な雰囲気の怪作だった。いや面白い…
横断歩道上に幼児がいようが構わず次々車が通過して…
こんな時代には成瀬はもう撮ってないはずというのは勝手な思い込みで、この後にもう1本ある。名人と時代がずれ始める瞬間とも感じるが、それでも十分に面白い。現代に物申す的な社会派脚本だが、高峰&司の顔芸+…
>>続きを読むパチンコ屋,玉拾い子供,男叱られ,家連れ,母叱り,タケシ走り去り,バイクレース場,ヤマノモーターズ,男女恋もつれ,タケシ轢かれ,逃げ,発見,血痕,運転手罪被り頼み,タケシ死亡.母失神,自首,運転手殴…
>>続きを読む札止めの京橋小ホール。超満員の劇場で2回りも3回りも年上の人生の先輩の方々が客席に多い中成瀬を観れることが何よりも嬉しい。
結審の後、黒沢年雄が仏壇の前に座り込む高峰秀子を「石みたい。」と言ったやい…