丹羽文雄が日本経済新聞に連載していた恋愛小説がラジオドラマされ、
それを原作に映画化され川島雄三が監督しました。
数年ぶりに合った芝令子と小河内まゆみ。
令子は富豪の家に嫁いだが、夫は暴君的で、…
私たちは生活に何かしら不満を抱いている。そこから逃避したい、でも出来ない、煮え切らないのは誰のせいでもないが、その気持ちのやり場としてメロドラマは最適なのかもしれない。不倫や親子の確執、世間から蔑ま…
>>続きを読む私は「女は二度生まれる」が好きなので(オールタイムベストです)、川島雄三のセンスある構図を見ているとこれをカラーで見たいと思わずにいられない。
原作がそれほど面白いと思わず、うっすらクズの男性陣に…
【「お母さん」であり「妻」である前に女は女であるという当たり前のこと】
丹羽文雄原作の人気ラジオドラマを映画化した本作は、二人の女性の生き様と心の揺れを丁寧に描きます。
小河内まゆみ(轟夕起子…
川島雄三監督、丹羽文雄原作の文芸色強め王道メロドラマ。同じ監督でベビーブームを背景とする『愛のお荷物』もそうだけど、今との世相の違いにため息が出る。こんなコテコテの不倫劇、今だったら絶対ありえない。…
>>続きを読む街の風景が見られる点において、
貴重な映像だなーと思った。
倉敷とか変わらないなぁ。
あと、当たり前だけど瀬戸内の海や島々は変わらない。
自然からみたら人間の痴話喧嘩なんてどうでも良いだろうな…
題材としても人物造形にしても典型の域をでず、それらの作品の原点といえばそうかもしれないが、いまとなってはいささか陳腐な印象は否めない。
そのなかにあって、ひたすら南田洋子の美しさが見もの。
その…
王道メロドラマでも、作家性なんて微塵も感じさせずに、サラリと撮ってしまう川島雄三監督の引き出しの多さ。南田洋子や、轟夕起子の僅かな表情の変化に滲ませた生身の女たちの人間臭さ。この作品にエネルギッシュ…
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