人々の暮らしを主張することなくカメラが映す。それこそ少女の目線。この映像はイタリア映画ならではだな。
引き込まれました。
説明なんてなくてもしっかり伝わる映画
タイトルの意味を考える。
産まれ…
話せなくなったマルティーナだが賢く勘どころが鋭い。戦時下の大人たちの世界は、垣間見る彼女の視点で生々しく切り取られ興味を引く。終盤の残虐シーンが特異な音響演出と相まって凄まじい臨場感。彼女の顔が時…
>>続きを読む小さな山村の大家族。
ブドウを育て、ワインを作り、牛を飼い、つつましく暮らしていた。
戦火がそこまで来ている。気配はだれもが感じていた。
北イタリアの山間部。
1943年7月 …
犠牲者1800人にのぼったイタリア北部、マルザボットの虐殺を題材にした映画。
美しい農村に美しい子役を配置してホロコーストを描くという野心作。
序盤から中盤にかけては絵画のような画面が続いて、いっけ…
このレビューはネタバレを含みます
第二次大戦末期にドイツ軍に皆殺し(strage)にされた村の実話から発想を得た物語。大戦末期までイタリアの友好国だったドイツの軍隊はイタリア国内あちこちに駐屯していた。しかしイタリアが連合軍と手を結…
>>続きを読む塩
貧しい農家の一人娘である8歳のマルティナは、弟を生まれたばかりに亡くし、それ以来誰とも話さなくなる
1943年の冬、母親が再び妊娠しマルティナは新しい家族の誕生を待ちわびる
しかし、村の周囲で…
こ、これは...あまりにも惨過ぎる。
後半、息を呑み薄目で観ている自分がいた。
この作品を敢えて製作したスタッフ陣、76年前に起こった事実をしっかりと後世に伝えるべく、強い意志を感じずにはいられない…
むごい。
惨たらしい。
子供目線の戦争はことさら理不尽だ。
何のために命を脅かされているのかもわからないまま惨劇を目の当たりにし、それでも主人公の8歳の女の子は生まれたばかりの弟を守るために逃げ…