いつの頃からか、やんちゃなアウトローや若者たちが刹那的に生き死にする映画より、新劇のベテランが脇を固めたかっちりとした映画が好きになってきた。山本薩夫や小林正樹や野村芳太郎など。どちらかと云うと、若…
>>続きを読む3通の手紙の日付けが鍵。
敏行(片岡孝男)がイライラしたり頼りなかったり、とにかく笑顔がない。
それには訳がある。
智子(松坂慶子)登場で嫌な予感。
智子は態度が悪くて、ふてぶてしい。
夕食のお…
エラリー・クイーンの原作を日本を舞台に置き換えたミステリー映画。謎解きより野村芳太郎節による日本の旧家での人間関係が面白い。松坂慶子が嫌な感じを「事件」同様にうまく出している。栗原小巻の濃い演技も良…
>>続きを読む見所は女優達の美貌と、当時の流行を取り入れつつ上品で華やかなファッション。邸宅の外観と内装。きちんとしたテーブルセッティング、家族だけでコーヒーを飲む時でも使うカップ&ソーサー。
犯人は見当がついて…
キチンと観たのは今回が初めてですが、そういえば・・・と思いだしたのが、子供の頃のテレビで観た記憶の断片。それが、年老いた母親が寝ている傍で男と女がベッドでイチャイチャしながら「お母さんが起きるよ」…
>>続きを読むエラリー・クイーンの原作を日本の萩を舞台に翻案した一本。とある男が送らなかった手紙の病床の「妻」と宛先である「妹」がそれぞれ誰であるかをミスリードさせるのがミステリの肝なのだが、昭和とはいえ戸籍なん…
>>続きを読むエラリー・クイーン原作の舞台劇映画化。山口県萩市の旧家三姉妹(長女麗子・小川真由美、次女紀子・栗原小巻、三女恵子・神崎愛)、紀子の破談したはずの婚約者(片岡仁左衛門)が舞い戻り結婚同居生活するが、あ…
>>続きを読む松竹株式会社