中世ロシアの聖像画家アンドレイ・ルブリョフの伝記映画。
久々のタルコフスキー作品でしたが、素晴らしかったです。
まるで古代ギリシャの彫刻のような映像、芸術と信仰、強者による暴力と人々の苦悩。
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ー詩をきっかけにー
鐘を鋳る者よ、おまえは生まれたのだ、もう泣くな
鐘を鋳る者よ、もう 偽るな
わたしは 音の曲線
わたしは 開かれた扉
おまえは鐘を鋳る
おまえは聖画を描く
おまえは鐘を…
この映画は、15世紀初頭のロシアを舞台に、ロシア正教会を飾るイコン(聖像画)の名匠アンドレイ・ルプリョフの人生と創作の苦悩を描いている。映画は8つの章と「プロローグ」「エピローグ」で構成されており、…
>>続きを読むタルコフスキー2作目にして、
壮大な芸術的スペクタクルエンターテイメント。意外にタルコフスキーの中では一番好き。
空飛ぶ最初のシーンから、才能への嫉妬。権力への欲望。あやしい異端の祭り。概して社会の…
暴力と混乱の時代に、芸術は言葉たり得るのか?
戦乱と飢えと裏切りに満ちた中世ロシアを舞台に、ルブリョフが旅し、見、迷い、沈黙しつづける様を、断章形式の8つの章立てで描いていく。
彼はすぐには絵を描か…