アンドレイ・ルブリョフ 動乱そして沈黙(第一部) 試練そして復活(第二部)に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『アンドレイ・ルブリョフ 動乱そして沈黙(第一部) 試練そして復活(第二部)』に投稿された感想・評価

saito
5.0
祭りのシーンの不穏ながら蠱惑的な音楽や、いままさに陥落する教会内に響く合唱など、音響に注目してしまう。
芸術、職人、使命などが、15世紀には今ときっと違う枠組みで捉えられていたんだろうなあ
4.5
最後の「鐘」でくらった。言語化できないけど、全てが腑に落ちたというか
4.5
泥に塗れ散らかす人々、しばき倒される犬、階段を転がり落ちる馬、そして鳴り響く鐘。

中世ロシアの聖像画家アンドレイ・ルブリョフの伝記映画。

久々のタルコフスキー作品でしたが、素晴らしかったです。

まるで古代ギリシャの彫刻のような映像、芸術と信仰、強者による暴力と人々の苦悩。

>>続きを読む
Pon5
5.0

ー詩をきっかけにー

鐘を鋳る者よ、おまえは生まれたのだ、もう泣くな
鐘を鋳る者よ、もう 偽るな

わたしは 音の曲線
わたしは 開かれた扉

おまえは鐘を鋳る
おまえは聖画を描く

おまえは鐘を…

>>続きを読む
kazoo
4.1

この映画は、15世紀初頭のロシアを舞台に、ロシア正教会を飾るイコン(聖像画)の名匠アンドレイ・ルプリョフの人生と創作の苦悩を描いている。映画は8つの章と「プロローグ」「エピローグ」で構成されており、…

>>続きを読む
15世紀初頭のイコン画家アンドレイ・ルブリョフを描いた美術映画。66年に完成するが、検閲で一般公開の許可が下りず、一部カットし、71年に公開された。
日劇文化にて。

タルコフスキー2作目にして、
壮大な芸術的スペクタクルエンターテイメント。意外にタルコフスキーの中では一番好き。
空飛ぶ最初のシーンから、才能への嫉妬。権力への欲望。あやしい異端の祭り。概して社会の…

>>続きを読む
5.0
ロシア帝国になる前のロシアの話だった。
とても長い叙事詩の話でした。
とある画家の1人語りをしているように詩的な映画。
Juzo
5.0

暴力と混乱の時代に、芸術は言葉たり得るのか?
戦乱と飢えと裏切りに満ちた中世ロシアを舞台に、ルブリョフが旅し、見、迷い、沈黙しつづける様を、断章形式の8つの章立てで描いていく。
彼はすぐには絵を描か…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事