モノクロを白と黒、じゃなく1960年代にあのグレーの繊細な階層を映し出す。
冷たい雨や雪、濡れた男の表情から、愚かさや嫉妬、苦悩、貧しさが潰れず繊細に映っている。
風刺的に歌う旅芸人が官憲に暴行され…
予算減らされた結果このスケールは信じがたい。元の予算どれ程あったのか。
同じ役者が別人演じてたり、前触れなく新キャラが当たり前のように現れたりと、登場人物の出入りや場面転換についていくのがやっとで…
動乱や飢饉、疫病などの困難が続き人々の救いが宗教にしかなかった中世ロシア時代の実在の宗教画家アンドレイ・ルブリョフの苦悩を描く
絶対的な体制と個人の思いとの相違によるルブリョフの葛藤は相当なものだ…
初タルコフスキー。二週間ほど前に観たのだが、モノクロを普段はあまり観ない人でも、十分鑑賞に耐えうる作品だと思う。長尺だし、ストーリーも易しくはないのだが、映像美と迫力、素晴らしい。スコアで収まらない…
>>続きを読む短文感想 74点
タルコフスキーの作品は今まで見てきて全敗でして、今作は数年前にBlu-rayで購入していたものの、長いので中々躊躇していた作品でした。結論からいうと、中世ロシアのアンドレイ・ルブリ…
2月から2ヶ月にわたって、Vガンダムを観ていたため、映画は久しぶりの鑑賞。高校生のときに、「惑星ソラリス」を観てから約10年、ついにこの作品を観たことでタルコフスキー全作品を制覇しました。感慨深い。…
>>続きを読む【天才タルコフスキーならではの大作】
タルコフスキーの大作。完全版は205分あるそうだが、見たのは短縮版(といっても3時間強あるけれど)。
15世紀初頭のモスクワ大公国が舞台。イコン画家であるル…