雷蔵、勝新の二枚看板
単なるチャンバラにあらず
いやぁ~、これは“けじめ”の時代劇とでも言えましょうか?
それにしても、勝新の一目ぼれから始まった物語、最後は吉良邸討ち入りにまで・・・いやぁ~引っぱ…
このレビューはネタバレを含みます
雷蔵の殺陣って寸止め感があるけど、勝新って絶対当たってるよな。効果音が控えめだけに、バシバシ当たっている(と思われる)音が聞こえる。アクションの「直接的な」表現が抑えているから雷蔵の右腕が畳に落ちる…
>>続きを読む「薄桜記」
冒頭、雪降る人影の列。
旗本・丹下典膳は高田馬場の決闘へ向かう。
降りしきる雪を血に染める、美女、友情、意地。
恋の未練、数奇な運命、今、壮絶な死斗が展開され行く…
本作…
市川雷蔵は既に大スターなのに、同期である勝新太郎は未だ当たり役に恵まれず、悶々としてた頃の作品ですね。
高田馬場の決闘からの哀しい丹下典膳の転落と末路。
対して、叶わぬと知りて仄かな恋心をひた…