新文芸坐のレイトショーにて「スパイ」。
わたしの中では増村保造やジョン・フランケンハイマーと同じ箱に入っている、敬愛するアンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督が手がけた1957年の作品。初見。
金にな…
アンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督作品。
パリ郊外の精神病院の院長のマリクは、米国戦争心理協会のハワード大佐と名乗る男から、アレックスという男を患者として入院させてほしいと言われ・・・という話。
…
記録
名匠アンリ=ジョルジュ・クルーゾーが手掛けたスパイ映画。
1人の工作員にある人物を精神病棟に匿ってほしいと依頼された精神科医が、周囲に潜む工作員たちの目を眩ませようと隠し続けるが…
本作…
初クルーゾー。
めちゃくちゃ面白くなりそうなのに、なりきらない惜しい映画だった。
結局誰が誰でどんな目的で何をしてたのかがイマイチ最後まで分からない。ある程度それが狙いなところもあるんだろうけど…
フリードキン映画の刑事といい、ツインピークスの刑事といい、雪の断章の刑事といい、インヒアレントヴァイスのビッグフット警部補といい、ねじまき鳥クロニクルの牛河といい、このような胡散臭いキャラクターがそ…
>>続きを読むフランス映画版世にも奇妙な物語のようなサスペンスと不条理劇が合わさった映画で面白かった
スパイが入り乱れて、カオス状態になるところはコメディっぽくもあった
オカリナの音や最後の電話の音など音で怖さを…
アクション系ではないスパイサスペンスです。
地味な印象は拭えませんが、実際のスパイ作戦の非情さというのは、こういう作品の方がリアルなのかもしれません。
登場人物も多く、所属する国も多いため、混乱しま…