このレビューはネタバレを含みます
主人公や貧困層の人々と街の切迫感と焦燥感、家族や恋人への愛情が映像からすごい伝わる。季節が寒い時期なのも相まって、ハビエル・バルデムの男臭い体温まで感じられる。
イリャリトゥ監督らしい、男の体臭と狂…
誠実さは空回りするし、子供に正しい綴りすら教えられないけど、そんな風に生きる親の姿も子供の記憶には残り続けるんだろう…
ノーカントリーでボンベ持って追いかけてきたハビエルと同一人物に見えない、人間味…
薄汚れたスペインの街で懸命に生きる中年男性を描いた映画。
軸は余命宣告された男の暗い人生ドラマなのだけど、超能力的な演出だったり移民問題なんかがあったりして一筋縄ではいかない感じに。主演ハビエル・…
口の中が泥臭くなるようなバルセロナの貧しい底辺の世界を舞台に、がんによる余命を宣告されたアウトロー中年の苦悩と苦闘を描いたくらーい作品。
ひたすら重くて地味な展開が長々と続くもので、時間が長く感じて…
BIUTIFULというこの簡単なスペルミスから、愚かでもなお切実に生きる上での美しいものに思いを馳せ、必死に手を伸ばそうとしている光景が浮かんでくる…。このタイトルがずっと心の中に引っ掛かっていて、…
>>続きを読むハビエルバルデムって本当存在感すごい。
こちらはノーカントリーとは真逆の人間味溢れる姿。
内容はイニャリトゥ版『生きる』って感じですが、余命宣告され、生き方を変えようとしてもやる事なす事上手くいか…
人間含む自然の中の超越的存在を認めて、いかなる人間の行いにも善悪の審判を下そうとしないイニャリトゥ監督を信頼して敬愛してる。自分の撮りたいものを撮るのでさえ難しいのに、彼はその域を乗り越えて、最初か…
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