女殺油地獄に投稿された感想・評価 - 6ページ目

『女殺油地獄』に投稿された感想・評価

Addie

Addieの感想・評価

3.3

ビデオで観た当時は、ザラザラ画面で集中できず、ただ堤さんだけを観ていた。

ようやく綺麗な映像で観ることができ、
近松の入り口くらいには立てた気が。

情念にとらわれる樋口可南子が美しい。
藤谷美和…

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堤真一演じる親のない青年の、居場所の無さから来る怒り。
愛が執着が憎悪に、簡単に変わる危うさ。
愛し方も愛され方も分からないまま、抱えきれない寂しさは暴力になる。
女が愛を注いでも、渇いた心には何も…

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近ころは歌舞伎やらの古典演目がみたくてみたくて仕様がない感じやったんで、検索かけたら五社監督っちゅう特典付きでコレみはじめたんですが。評価低めなんは他の五社作品と比較してのことなんか?近松原作と比較…

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橘

橘の感想・評価

3.5

確か、小池真理子さんの美男子俳優エッセイでこの作品の堤真一さんに言及されててチェックしていた映画。漸く観ました。
近松門左衛門の文楽は観てないけれど、こちらは原作から改変されてる所も多いようです。

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minohachi

minohachiの感想・評価

4.5

近松門左衛門作の人形浄瑠璃を五社英雄監督が映画化した作品。五社監督の遺作。原作をかなり改変してあるので別物として。
映画館で観て以来、何十年ぶりかに観ました。

大坂天満町の油屋・豊島屋お吉役に樋口…

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Hiroking

Hirokingの感想・評価

3.0

〖1990年代映画:文楽実写映画化〗
1992年製作で、近松門左衛門作の人形浄瑠璃をモチーフに実写映画化らしい⁉️
女の魔性と男の純情を絡ませ、描いた凄さがあります‼️
ラストも五社英雄ワールド全開…

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江戸時代。油小売店の道楽息子が油大店の一人娘と若気の至りで遊びに更けいるが、事態はのっぴきならない方向に。
彼を手塩にかけて世話を焼いていた年増の女の図らいは向こう見ずな彼の前には防波堤の役割にもな…

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観たよ



女を撮らせたら右に出る者は居ないであろう五社監督の遺作

バチバチの女のマウント合戦(足ふみふみ)
美しい2人の魔物に翻弄される男
五社監督特有の随所に差し込まれる鮮やかな赤が毒々しい…

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このレビューはネタバレを含みます

近松門左衛門原作、おんなころしあぶらのじごく。

見入った。女優を美しく撮る五社英雄作品にハズレなし。
ラストシーンが音楽を全く使わず、油の音だけなのもすごい。

 1992年五社英雄監督。女の業を描き続けた五社監督の最後の作品。油問屋のどら息子(堤)が元締めの一人娘(藤谷)と恋仲になり、勘当されそうになるが息子の乳母(樋口)がかばい、やがて樋口が堤と男女の関…

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