このレビューはネタバレを含みます
ロジェ・デュシェーヌがカジノに行く前の扉から放たれる光、その後のボロ勝ち。遅すぎるツキにのめり込んで捕まってしまうデュシェーヌ、回り続ける回転扉。映像というより話の映画だとは思うが、初老の男が活気…
>>続きを読む【噛めば噛むほど味のある人生🦑】
メルヴィル作品のベストは人によって色々あるみたいだが、『海の沈黙』や『影の軍隊』は陰鬱過ぎてパス、『サムライ』や『仁義』は男臭すぎて(そこがいいんじゃない!?☝️…
面白い。
序盤の生活を見せるパートは割と緩いリズムで進行するが、計画立案・交渉、準備パートは速いリズムに変わる。しっかり準備しているのにあっけなく漏れることには準備と偶然の関係性として妥当さがある。…
白黒のチェック柄が床や壁に多く使われてて気になる。9人の男が強盗の練習を原っぱみたいなところでしていて可愛い。金庫の鍵を開ける練習をしている時に、人、犬、スピーカー、音波計のショットが何度も何度も変…
>>続きを読む優雅に切り取られたパリの街並みや煙草を蒸しながら金庫を破る落ち着いた手際の格好良さ、随所に散りばめられるクロースアップの静かなエモさ、ずーっとそこはかとなく漂う不穏な空気、、、なんて全てくだらなくな…
>>続きを読むルーレットの回転、ダンスの回転、回り続ける回転扉。反復される、無人の街に男たちがフレームインして画面手前に歩いてくるショットが異常にかっこいい。歩く、賭ける、負ける、歩く、賭ける、負ける。ダンスで女…
>>続きを読むジャンギャバンの「現金に手を出すな」に至高のダンディズムを感じてこのダンディズムを超えるノワール作品はなかなかないだろうとおもっていたら、同じくらいかっこいい映画があった。賭博師ボブの、札束を出す、…
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