私たちはこの映画を見ている。それは拳闘を見守る観客の一人ということであり、また、その観客たちの観察者でもあるということだ。そして観客たちの過剰でおかしみのあるリアクション、むしろ試合よりも活き活きと…
>>続きを読むこれは『彼奴は顔役だ!』を見た時にも同じことを思ったのだが、ラオール・ウォルシュは語りの効率性とでもいうのか、本筋に物語を乗せる上で、省略すると話が繋がらないが、かと言って腰を据えて語るほどの魅力を…
>>続きを読む銀行員からプロのボクサーへと上り詰めるサクセスストーリーで、やはりスポーツ映画にしたってウォルシュのことだから当たり前のように面白い。ヒロイックな設定だからこれが実話モノということに一番驚いた。特に…
>>続きを読む前進する機関車のイメージが相応しいノンストップな映画。思い切りの良い省略が光る。試合中の画面の活気も然る事ながら、警察が突入してきた時の群衆の動かし方が一々素晴らしい。四方八方から海に飛び込むアクシ…
>>続きを読む面白かった! 展開があるので飽きさせない。本来は上流階級の出ではなく、クラブでも差別されていたジムがジェントルマンのボクサーとしてデビューすることでのし上がっていくという過程は痛快。(そしてその傍ら…
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